2019年、惜しくも明治大学に敗れ、優勝を逃した天理大学。
新年明けのお正月、1月2日に1月2日に東京・秩父宮ラグビー場で行われた準決勝で、天理大学対明治大学の試合が行われた。
41-15で明治大学を下した天理大学は、決勝戦へ駒を進め、悲願の大学選手権初優勝へ王手をかけた。
前半3分に天理大学は、FWの選手やサンウルブズでプレイした経験も持つ13番CTBシオサイア・フィフィタなどの大型の選手を使い少しずつ前進すると、最後は10番SO松永拓朗が外の余ったスペースへパス。このパスを受け取った14番WTB土橋源之助がインゴールへ持ち込みトライ。
しかし、明治も負けじと何度も攻め込み前半23分、連続攻撃から力強い突進で、大きなゲインをした明治大学5番LO高橋広大からオフロードを受け取った14番WTB石川貴大がタックルを受けながらトライ。5-5の同点とした。
しかし、前半28分に天理大学がゴール前でフォワード戦を仕掛け、2番HO佐藤康が飛び込みトライ。12-5と点数差を広げると前半36分には、ペナルティを得た天理大学は、明治大学の選手が油断していた隙を突き、9番SH藤原忍がタップから4番LOアシペリ・モアラにパスを出し、そのままトライ。天理大学が19-5と14点リードで前半を折り返した。
そのまま前半の勢いを保った天理大学は、後半3分明治陣で10番SO松永拓朗がグラバーキックを蹴り、相手にあたり、跳ね返ったボールをキャッチし、明治の選手を振り切りそのままトライをした。
後半10分には天理大学が、ゴール前での攻撃で、ラックから持ち出した2番HO佐藤康がこの試合2つ目のトライを挙げ、31-5と26点差もの大差を広げた。
しかし、明治大学は、後半13分に15番FB雲山弘貴がステップで相手をかわしトライを奪い、31-10とすると、後半15分には14番WTB石川貴大がスピードに乗り、タックラーを弾き飛ばすとそのままインゴールへ飛び込みこの試合2つ目のトライ。31-15とし、最後まで諦めない姿勢を見せた。
その後、後半25分にペナルティを獲得した天理大学は、10番SO松永拓朗が50m近いペナルティキックを成功させ、34-15とすると、後半32分にラインブレイクをした13番CTBシオサイア・フィフィタから長いパスを受け取った14番WTB土橋源之助がダメ押しのトライ。41-15とし、勝利を確実のものにした。
この試合の勝者である天理大学は、悲願の大学選手権初制覇へ向けて、決勝へ駒を進めるということになる。
決勝の対戦相手は、準決勝で帝京大学に勝利した早稲田大学だ。
決勝戦は1月11日に国立競技場で行われる。
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