1月11日に東京の国立競技場で行われたラグビー大学選手権決勝が行われた。
この試合では連覇を狙う早稲田大学と悲願の初優勝を狙う天理大学が対戦し、55-28と早稲田大学を破った天理大学が、悲願の初優勝を果たした。
天理大学は前半2分、早稲田大学のラックを天理大学4番LOのアシぺリモアラがプレッシャーをかけボールを奪うと、ゴール前5mラックから12番CTB市川敬太にパスを回し、飛び込んでトライ。コンバージョンキックも決まり、7-0とする。
その後の後半9分、天理大学が早稲田大学陣でFW戦を仕掛けると、4番LOアシぺリモアラが力強いピックアンドゴーで強引にトライ。14-0とする。
大学選手権2連覇を目指す早稲田大学は前半19分、13番CTB長田 智希がラインブレイクをし、ゴール前5mまで一気に迫ると、ラックからのパスを受け取った早稲田大学3番PR小林 賢太が押し込みトライ。7点差まで縮める。
しかし、前半24分に天理大学の10番SO松永 拓郎がゴール正面右からペナルティーゴールを決めると、前半31分には、左にできたスペースを突き、12番CTB市川 敬太がこの試合2つ目のトライ。
勢いの止まらない天理大学は前半40分、ゴール目の前でのスクラムから13番CTBシオサイア・フィフタから12番CTB市川 敬太がこの試合3つ目のトライ、ハットトリックを決め、29-7と天理大学の22点リードで前半を折り返した。
後半も、天理大学の猛攻からの開始となった。
後半5分、早稲田大学ゴール前の早稲田大学ボールのスクラムでプレッシャーをかけた天理大学は、スクラムからこぼれたボールを捉え、9番SH藤原 忍がトライした。
2連覇への目標をあきらめない早稲田大学は後半12分、天理大学陣地での攻防の末、15番FB河瀬 諒介がトライ。36-14と少し点差を縮める。
しかし、後半17分には、またも12番CTB市川 敬太が、後半23分には、LOのアシぺリモアラがトライ。50-14とまたも点差を広げた。
後半25分、早稲田大学の3番PR小林 賢太が相手をうまくかわし独走すると、交代して入ってきた21番SH河村 謙尚がトライし50-21とした。
しかし、最後にダメ押しのトライをとった天理大学は、試合間際に早稲田大学にトライをとられるものの、最後まで圧倒的な力を見せ勝利、大学選手権、初の制覇を果たした。
関西圏の大学の大学選手権の優勝は36大会ぶりとなった。
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