2月2日になり、トップリーグ開催まであと18日(執筆当時)に迫ってきた。
そこで、今回は海外選手で、日本のトップリーグに参加する予定の注目選手(オーストラリア・ニュージーランド出身選手)を紹介していこう。
南アフリカなどの代表選手はこちらにまとめてある。
ウィル・ゲニア(近鉄ライナーズ)
最初に紹介するのは、元オーストラリア代表のウィル・ゲニア選手だ。ポジションは9番SHだ。
身長は174cm、体重は82kg、年齢は33歳だ。
彼は、非常に周りを見る能力が優れており、ラックの隙からトライを自ら奪うこともあれば、余った仲間へパスを出し、トライ獲得に大きく貢献することも多い。
2009年にはレッズのキャプテンに任命された経験も持ち、リーダーシップも非常に優れている。
加入自体は今年以前だが、新型コロナによるトップリーグ中止によってプレイをする機会が少なくなっていたため、トップリーグ2021年シーズンにはもっとプレイする姿を見る機会も増えるだろう。
クエイド・クーパー(近鉄ライナーズ)
こちらも元オーストラリア代表である、クエイド・クーパー選手だ。ポジションは10番SOだ。
身長は186cm、体重は92kg、年齢は32歳だ。
彼の特徴といえばなんといっても動きが予測不能なステップだろう。そのステップからankle breaker(足首を壊させる人)なんと呼ばれることもある。
彼は、ステップの他にもバックフリップパスなどのトリッキーなパスなどもよく使用しており、日本ラグビーニハなかなかいないタイプの選手だろう。
しかし、まれにバックフリップパスなどを失敗し、相手にトライや、大幅ゲインを許してしまうなどのミスがあるのは玉に瑕だ。
先ほども紹介したウィル・ゲニア選手とオーストラリア代表でプレイしていた経験を持つSHとSOの二人は、トップリーグ降格をしてしまった近鉄ライナーズの昇格に向けて、大きく貢献をすることだろう。
TJ・ペレナラ(NTTドコモハリケーンズ)
TJ・ペレナラ選手は、ニュージーランド代表の9番SHだ。
身長184cm、体重94kg、年齢は29歳だ。
TJ・ペレナラ選手については、他の記事で紹介している。
ライアン・クロッティー(クボタスピアーズ)
ライアン・クロッティー選手は、元ニュージーランド代表のCTBだ。
身長181cm、体重94kg、年齢は32歳だ。
彼の特徴といえば、優れた判断能力だろう。
その判断能力、攻守ともに優れたスキルを武器に世界最強ラグビー集団とも呼ばれることのあるオールブラックスのキャップを48キャップ獲得している。
2019年には3位と、連覇を逃したものの2019W杯日本大会では、センターとしてチームに大きく貢献した。
安定したセンターとして、チームのトライにつなげてくれるような選手だ。
ベン・スミス(神戸製鋼コベルコスティラーズ)
ベン・スミス選手も世界最強ラグビー集団と呼ばれることのある、元7ニュージーランド代表、オールブラックスの15番FBである。
身長は187cm、体重は97kg、年齢は34歳だ。
彼は、パス、ラン、キック、タックルなどのすべてのスキルが非常に安定している。
その安定性から、スーパーラグビーの強豪チームであるハイランダーズにおいてキャプテンを任命されたことがある。
また、140キャップという莫大なキャップ数を同チームで獲得している。この数字はハイランダーズのキャップ数最多である。
その経験の深さで培ってきたものを武器に、神戸製鋼のトップリーグ制覇に向けて大きくチームに貢献するだろう。
ボーデン・バレット(サントリーサンゴリアス)
ボーデン・バレット選手はニュージーランド代表の司令塔である10番SOと、15番FBを務めている。
身長は186cm、体重92kg、年齢は29歳だ。
ボーデン・バレット選手については、こちらの記事で詳しく紹介している。
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