つい先日まで行われていた、毎年行われているブレディスローカップ。大会の中では、ニュージーランド代表とオーストラリア代表が対戦をするのだが、2戦ともニュージーランド代表に大敗したオーストラリア代表が、世界ランキングの順位を7位に落とした。
これまで、オーストラリア代表はアルゼンチン代表の一個上である6位を保ち続けてきた。しかし、今回の敗戦により7位に順位を下げ、アルゼンチン代表に世界ランキング6位の座を譲り渡す結果となってしまった。現コーチ下における、過去最低の順位である。
そんな中、チーム関係者は「ギタウの法則」(Giteau’s Law)を廃止するように求めている。
ギタウの法則とは、代表選手の資格に関する2015年のワールドカップの時に導入されたルールである。
ニュージーランド代表やオーストラリア代表では、海外でプレーする選手は代表選手としての資格を今までは与えることがなかった。
しかし、2015年のワールドカップにおいて、オーストラリア国外でプレーをしていた「マット・ギタウ」選手を代表入りさせるために導入された。このルールにより、海外でプレーをしている選手でも、オーストラリア代表としてプレーすることが可能になった。
このルールにより、日本でプレイをしたマイケルフーパー選手など、様々な選手がオーストラリア国外でプレイをするようになった。
しかし、このルールにより、コーチ陣などがかなり手を煩わせなければいけない。これが、最近のオーストラリア代表の後退の原因の一つになっているのではないのかということだ。
しかし、もしこのルールを廃止してしまうと、現在海外でプレイしている選手はどうなってしまうのかなど、課題は山積みである。
2023年のワールドカップフランス大会までに間に合うのであろうか。
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