ヘビー級ボクサーという一面も持つ、人呼んで「オフロードマスター」ことソニー・ビル・ウィリアムズ。
今回は、そんな彼を紹介しよう。
身長は193cm、体重は110kg、1985年8月3日生まれの35歳、ポジションは、オールブラックスでCTBをプレイしている。
彼の父親は、ラグビーリーグ(13人制ラグビー)でプレイしており、その影響を受けて彼は、ラグビーに触れながら幼少期を過ごしてきた。
そんな彼は、高校卒業後にオーストラリアのラグビーリーグのチームであるカンタベリー・ブルドックスにスカウトされ2004年に加入。2008年までプレイした。
2008年からは、フランスのラグビーユニオン(15人制ラグビー)のチームである、トゥーロンに加入。
その後、2019年から史上最強のラグビー集団である、ラグビーニュージーランド代表オールブラックスに召集される。
WRCの優勝メンバーとして大きく貢献するなど、オールブラックスで最強のCTBとして活躍をしている。
そんな彼は、日本のトップリーグのパナソニックでプレイした経験も持つ。
彼の代名詞といえば「オフロードマスター」と、名前の通りオフロード(タックルを受けた状態のままパスをすること)だろう。
倒れながらなど関係ない。
彼は、どんな場所、どんな場面からも正確なオフロードによりトライの演出をすることが可能だ。
また、彼はもう一つの大きな武器がある。
タックルだ。
彼は、先ほども上記した通り、オーストラリアのラグビーリーグに所属していた経験も持つ。
ラグビーリーグは、タックルなどのコンタクトが非常に激しいことで有名である。
そんな、ラグビーリーグで鍛えられたテクニック、そして彼の巨体から放たれるタックルは非常に強烈である。
時には一発で相手をノックアウトしてしまうほどである。
オフロードとタックルを強力な武器として、チームに多大なる貢献をしている。
しかし、上述した通り、彼にはヘビー級ボクサーという一面もある。
なんと彼は、ボクシング界の神といわれた、マイク・タイソンを破ったフランソワ・ボタに判定の末に勝利したという経験も持つ。
元々彼がボクシングを始めた理由としては、ラグビーのための体幹の強化であり、そこから、いくつかのタイトルを獲得するまでとなったのは驚くべきことである。
そんな彼は、2019年のラグビーワールドカップ日本大会後に、ニュージーランド代表オールブラックスとしての引退を表明しており、現在はラグビーリーグでカナダのクラブと2年契約を交わした。
その後にラグビー界から引退という可能性が高そうだ。
あと何年見られるかわからないソニービルウィリアムズのプレイ姿。
オフロードマスターの行方を見守ろう。
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