先日、五郎丸選手が2021年のシーズンをもって引退を発表したばかりだが、次は、レフェリーのナイジェル・オーウェンズレフェリーも引退を発表した。
ナイジェル・オーウェンズといえば、苛立った選手を注意し、なだめるために放った言葉、「これはサッカーではない」などの名言を残すなど、ラグビー界で一番有名なレフェリーといっても過言ではない。
2019年のラグビーワールドカップ日本大会では、初戦の日本対ロシアのレフェリーも務めた。
そんなナイジェル・オーウェンズレフェリーは、オータムネーションズカップのフランス対イタリア戦でレフェリーとして初めて、100試合のレフェリーを務めた。
彼は17歳からレフェリーとしてのキャリアを始めており、現在49歳(2020年現在)の彼は、実に33年もの国際試合のレフェリーとしてのキャリアを終わらすこととなる。
オーウェン自身は、この決断を「100試合目は引退するのに、ちょうどいいタイミングだった」と語っている。
オーウェンは国際試合のレフェリーは引退するものの、イギリスで行われるPro14や、ウェールズでの試合などで今シーズンそして、来シーズンもレフェリーをする可能性があるそうだ。
また、彼は、「ウェールズで、若いレフェリーたちに育て、コーチとしての役割を果たしたい」「5人のレフェリーはPro14でも活躍しているので、彼らの手助けもしたい」とも語っている。
ベテランレフェリーはこの先もレフェリーのコーチとして、ラグビー界に彼自身のような、素晴らしいレフェリーを輩出し、次の世代にボールをつなげてくれるだろう。
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